その1から続きます。

名も無き頂上、1818mからはかなり急な下りをするようマーキングが指示しています。

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具体的にはこんな。本来のマーキングは左側の雪原に沿っていましたが、こんなところ下ってもし転んだら大変なことになりますからねえ。。。がれ場のど真ん中を下りましたよ。最初大きめな雪原があり、しかも下は浮き石ということで結構怖かったです。(ほんの序盤。)

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次の試練はここでした。これまた登山道のマーキングは左側にあったのですが、もし滑って転んだ場合、真ん中のほうがましかなあと思い、ど真ん中を下りました。(笑)雪原にある足跡、私のものです。ここを下りながら、一人で歩いていて良かった、と心から思いましたよ。こんな所誰も案内できません。
そして雪が柔らかかったのが本当にラッキーでした。ピッケルも何も持っていなかったので、もしここが凍っていたとしたらお手上げでした。

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激下りのご褒美?Primula auriculaが満開でした。ここで、周辺のことを良くご存知の登山者と行き会い、この先の様子なんかを教えてもらいました。
一人でブラブラ歩いていると、親切な方が、全くしょうがないなあという感じで、色々と教えてくださるんですよね。有り難いことです。この方によると、今さっき私の下った激下りは傾斜40度程度あること。雪原のど真ん中を下ったのは正解とのこと。Lütispitzはまだ雪がかなり残っているから止めた方がよい、ということ。

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こうして見るだけではそんなに雪もなく見えるのですけれど、ここぞという所で雪原が登場するそうです。

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遠回りをしたおかげで、ここで昼休みをすることにして、ChurfirstenとCrocus albiflorusのコラボなんかを撮影して、先に待っているそうな雪原に向けてテンションをあげます。(笑)

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はい。こんなのが3、4回ありました。そしてWindenpassという峠らしくない峠へ到着。

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Churfirstenがこんな正面から見えるとはビックリでした。
件の登山者さんの意見に従い下山します。

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ははは。いかにもスイスな景色。Gräpplerseeより。正面に見えているのはWildhuser schafsbergです。
下山途中に黄色の看板という看板を点検しましたが、どうやら登りと下りでは違うルートが設定されている模様で、結局どこで間違えたのか分からず終い。

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桟橋から水浴びして日光浴(昼寝)してから帰って来ました。
結果としては良かったんですよね。。。だってLütispitzは雪が多すぎて登れないということだったんですから。。。それにしても、なんとなく納得がいかない。。。。

追記 マーキングは赤白でしたが、場所によっては青白でもいいのでは?と思うような場所もありました。もっと簡単な青白ルート、沢山あります。。。春先にお出かけの際は雪山装備でお出かけくださいませ。

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# by alpinistin | 2017-05-17 04:02 | T4 難しい登山 | Comments(2)
出発地 Alt.St.Johann Postautoにて
到着地 出発地と同じ
登山日 2017年5月16日
標高差 1000m
難易度 T4

今日はどうにも納得のいかない登山となりました。

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出発地はおなじみ、Toggenburg, Alt.St.Johann, 891m。本来の目的地、Lütispitz, 1986mを目指して我が黄色の看板と手元にある地図をもとにどんどん登ります。この写真は1000m辺りから撮りました。Alt.St.Johann村からは我がChurfirsten、のこぎり山は前座の丘に隠れていて見えないんですよ。

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途中こんなランの群生を見たりして幸先いいなあなんて思いながらルンルン登っていました。

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気持ちの良い落葉樹の森を登りきると、一気に視界が開けて1300m前後にあるGräpplerseeという湖の近くへ出ます。湖は下山の際に立ち寄る事にして黄色の看板を確認して進みます。(ここのところ強調)Lütispitzの表示がありましたよ。

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こんなお花畑をルンルン。この辺りはまだCrocus albiflorusやSoldanellaが沢山咲いていて、途中で道をそれたりしながら歩きます。カッコウが鳴いていて、財布を持っていたかどうか確認もしました。(年初めのカッコウを聞いた時にお金を持っていると、その年はお金に困らない、というジンクスがあります。)

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最初の雪。この辺りからどうも様子がおかしいです。時々出てくる黄色の看板からLütispitzの名前が消え、代わってNeuenalpspitzなる目的地が表示されるようになりました。それでもWindenpassという本日の通過点である峠の名前もあったもので、看板の通りに。。。。

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そうこうする内に、雪もどんどん深くなります。そして結構急な登りです。この後、最後の看板にはWindenpassの名前すら無くなり、代わりにGmeinenwiesなる名前が登場。ここで地図と照らし合わせ、かなり遠回りをすることが判明するものの、どうにもなりませんから、先へ進みます。

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Gmeinenwies, 1728mに到着。ここでようやくWindenpass, 1629mの表示が出て来ました。

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こんな感じの稜線をタッタカターという感じでしょうか。ちなみに左奥がNeuenalpspitz, 1816mで余程目的地を変更しようかと思ったものの、目的地はLütispitzですからねえ。。そちらへ進みます。(知らないって恐ろしいことです。。。。。)

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紫がかったCrocusなんかを見て、時々手足動員で見かけよりハードな稜線を進み。。。

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名も無き頂上到着。1818m。ここからが地獄でした。。。。。
写真も多くなって来たのでその2に続きます。



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# by alpinistin | 2017-05-17 03:38 | T4 難しい登山 | Comments(0)

Walenstadt-Quinten-Weesen その2

その1からの続きです。
普通の遠足ならQuintenでお昼を食べるなり、お茶を飲むなりして、船で向こう岸の国鉄SBB、Murg駅かUnterterzen駅へ渡り、そこから各方面へ向かうのが丁度良いのですけれど、なにせ日頃の鬱憤!を晴らさぬことにはビールも飲まない、家にも帰らない、と決めていたもので、先へ進みます。

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村の特産品、Federweissという特殊な白ワイン畑です。我が家の軟弱ブドウとは違って、先週の寒波(霜)も物ともせずに元気そうでした。(気になってブドウ農家さんに聞いてみたところ、寒かったけれど霜は降りなかったそうです。)

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そしてまた登りですが、こんなに気持ちの良い登山道ですから文句もありません。

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この先はちょっと危険でした。ご覧のように落石がかなり激しい場所が2カ所ほど。それから私の鼻先を2度結構な石が落ちて行く場面もありましたから、雪解けや大雨の後は注意したほうが良さそうです。

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ちょっと見えにくいのですが、黄色の看板右斜め下、水汲み場です。ここ、結構登った上に、道幅も狭く、険しかったですよ。

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登りきると今度は下り。ものすごい水の音が聞こえて来たもので、まずは下を見て。

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だだーん。Rinquelle, 538mという滝。実はこの滝壷にたどり着くのに、冒険心を出してしまい、地質、水質調査用のETH工科大学で管理している獣道をこっそり使ったら、エラい目に合いました。手足動員はもちろんのこと、体感90度の水しぶきで濡れた草の斜面、大きな岩の上をまたぎ、間をくぐり抜け、ということになりましたので、普通の方は黄色の看板の指示に従って下さいまし。

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ちなみにここは登った斜面の一部です。(とほほほほ)一般道を登ると展望台から滝を眺める事ができ、この写真は展望台から見下ろして撮ったものです。

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下まで降りて来て、滝の全体像。すごい迫力です。冬の間、滝が凍っている間に横穴へ入って地質調査をするのだとか。工科大学の学生ってすごいことをするものです。。。

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ということでBetlis, 516mを過ぎると、目的地、Weesen, 423mも目の前です。(徒歩45分の表示あり。)

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さて、ここBetlis村まではWeesenから車が入れます。が、道幅が極端に狭いので、時間によって進行方向が替わります。そのお知らせの看板です。

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どのくらい狭いか、というと、このくらい。歩行者はギリギリまで寄って車の通過を待ちます。

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2度程、こんなトンネルもくぐるのですけれど、真っ暗で車に乗った人間に歩行者が見えるのか、ちょっと恐ろしかった場所です。

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湖は時間が経っても地中海かアドリア海の様相を保ち。。。。

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よって、こんな場所で最後の休憩、そして今週最後の太陽をしっかり浴びて。。。。
この後はつまらないアスファルトをバス停まで歩き、終了です。
長々とおつきあい、ありがとうございました。

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# by alpinistin | 2017-04-25 03:14 | T2 簡単な登山 | Comments(6)

Walenstadt-Quinten-Weesen その1

出発地 Walenstadt 国鉄SBB、Walenstadt駅下車
到着地 Weesen, バスにて国鉄SBB、Ziegelbrücke駅まで。そこから各方面
登山日 2017年4月24日
難易度 T2
標高差 400m

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前回の山登りの翌日から、ヨーロッパ各地は突然の寒波に襲われて、スイスでは雨の代わりに雪が4日連続でこれでもか!と降ってくれまして、登山もまた出直しです。ちなみに我が家のブドウとアジサイ、新芽がすべて駄目になってしまいました。。。(涙)

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計算では、キリストが登ったり降りたりする祝日から来週まで2週間の春休みの当地。休暇、2日目から8日目まで全て棒に振った計算の私、歩きたくてたまらなかったもので、黄色の看板真ん中辺りの一番長距離コースを歩いて鬱憤をはらすことにしました。目安は6時間45分だそうです。。。

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まずは湖へ。そして向かって右側の岸を湖の端っこまで歩きます。その間登ったり、降りたりの繰り返しで、最低地点と最高地点の差は400m程度ですが、測り方によって、800mから900mほど上り下りをする計算だそうです。

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つまらない林道歩きでさっくり標高を稼ぎます。

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地形のちょっと特殊な場所なので、東スイスの平均気温より5度以上は高いここ、すでにランの季節の始まりです。

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ということで、つまらない林道を抜けていよいよ楽しい山道歩き開始。Garadur, 829m付近です。おなじみのChurfirstenもくっきり。思ったより雪も溶けています。(明日から金曜日までまた雪だそうでして。。。。。気温の変化に体が付いて行かない。。。そしてこの辺りもまた真っ白になることでしょう。。。)

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で、山道を下るのですけれど、最初の難関。水の勢いのある場所って結構気を使います。

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あっというまにAu, 438mまで下って来ました。
Walensee(ヴァレン湖)の右岸は、船か足かでないと行かれない特殊な村が点々としています。村民の足は車の代わりにボート。学校へ行くのにも、買い物へ行くのにもボートです。考えようによってはヴェネチアみたいな場所です。

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そして、また登り。この写真を歩きながら友達たちに送って、私はどこにいるでしょう?と聞いてみた所、みんなイタリアでしょ、と即答。私も歩きながら、Cinque terreでも歩いているような気分になってきました。
この後もなんどか登ったり降りたりを繰り返して。。。。

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Quinten村, 425mが見えてきました。ここがちょうど距離的に半分地点でしょうか。。。
写真が沢山になったので、その2へ続きます。




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# by alpinistin | 2017-04-25 02:39 | T2 簡単な登山 | Comments(2)

Stein-Stockberg-Stein

出発地 Stein, 国鉄SBB、Buchs駅かNesslau駅よりPostautoにて
到着地 出発地と同じ
登山日 2017年4月14日
難易度 T3
標高差 1000m

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またまたToggenburgです。この地方では家を建てる際、呼べば聞こえるけれど、火事の時に火が移らない距離というのが暗黙のルールとなっています。なので、ご覧の通り、景色もスカスカしています。
さて、キリストが登ったり降りたりする度の祝日第一弾、イースター休暇初日を利用して行って来ました。

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Stein, 838m からStockberg, 1781mを目指すのですけれど、何せStockbergとやらがどこにあるか分からない。。。(苦笑)その上、(母の真似をして)左足を怪我して1週間、試し歩きということで、我が黄色の看板を頼りに歩き始めます。ちなみに、つくしって当地にもあります。

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Crocus albiflorusが咲いている、との噂を聞きつけて来たのにも関わらず、時期既に遅し。。。Ranunculus montanusが蔓延るこんな草原を登ります。(ちなみにマーキングが極端に少ないので地図があった方が良いと思います。)

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Primula elatiorが満開です。

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標高1300mを超えた辺りから、ようやくこの方が主役です!思わずうわーーー!と叫んでしまったほどです。

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本日の分岐点、Risipassという峠です。

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ここまで来ると、どうやら本日の目的地らしいStockbergが顔を出してくれます。まだまだ結構距離がありそうです。東から分厚い雲がものすごい勢いで追いかけて来ます。

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何でもなく見える登山道ですが、Soldanellaが満開!こんな群生地を見たのは初めてです。

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Crocusと一緒に。

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大きな株です!!

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雪とCrocusの関係。雪が溶けたと同時に咲きます。

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この頃にはすっかり霧に覆われています。

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それでもけなげに咲くGentiana orbicularis

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と、Gentiana acaulis

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最終アタックは見かけによらず、かなりきつかった。。。。

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で、頂上と私。。。。。景色、0。頂上でSACでガイドをしている方と知り合い、なんと秘密下山道を教えて下さる、とのこと!喜んで案内してもらうことに、そして激しく後悔することに。。。(笑)

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途中の写真がないので、結果だけ申し上げると、写真中央の森が切れている場所まで激下り、というやつをしてきました。(笑)足のリハビリを兼ねている、というのになんで手足動員の下山をしているのやら。。。。
ちなみに公式登山道は左に見える小屋の脇へ続いています。

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左がタンポポ、右がPrimula elatiorという不思議な下山道を下りながら、変な一日を振り返ったのでした。。。


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# by alpinistin | 2017-04-15 01:41 | T3 登山 | Comments(2)