Ziegelbrücke-Plättlispitz-Weesen

出発地 Ziegelbrück, 国鉄SBB駅
到着地 Weesen, バスにてZiegelbrückeへ
登山日 2018年4月20日
難易度 T3
標高差 1450m

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なまった冬の体に引導を突きつけるべく、残雪が残っていることやら、きついことを覚悟して行って来ました。
何年か前に途中まで登って、あまりの雪に退散した記憶があります。当時はまだマーキングなんかが全くなく、せっかく稼いだ標高をどどーんと無駄にしたりした思い出があります。

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Ziegelbrücke駅, 424mを後にして、登り始めはこんな薄暗い森です。この辺り、地層が礫石岩?(Nagelfluh)なところなもので、登山道が崩れているところもあります。最初から潔く急登というやつ。手こそ動員しなくていいものの、かなり急な上に、マーキングが途切れていたりして、地図とGPSのお世話になりながらの登りです。それにしても真新しいマーキング、最初だけは勇ましくありましたけれどね。うふふふ。

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標高がようやく900m辺りになってくると登場のこの方Gentiana verna。今年、お初です。ちなみにドイツ語ではFrühlings-Enzian、春リンドウという名前が付いている通り、まさしく春の花です。

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こんな方、Primula elatiorも。

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登りがあんまりにきつい上に、雪のおかげで登山道を外れての登山ということでしばらく写真もありません。。。でも、無事に森林地帯を脱出すると、見事な雪景色。(苦笑)本日の目的地、右上に見えて来ました。チッ、まだこんなに登るのかよ〜、きついなあ。。。

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という悪態をつきっぱなしの私を癒してくれる、Soldanella alpina。今年も会うことが出来ました。アルプスに咲く春の花の中では一番大好きな花です。

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別にいいんですけれどね。。。。登りますよ。

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なんとか雪の中に浮かぶ島を目指す作戦です。

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島にはPrimula auriculaが私を待っていてくれました。こんな蕾でもすでにものすごく良い香りがします。

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次の島にはすでに開花したものも。

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そんなわけで頑張って登ったのですけれど、頂上寸前で稜線まで登るのがもうきつくてきつくて仕方がなかったので、雪原突っ切りに作戦変更。

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ようやく到着したPlättlispitz 1763m。登って来た雪原と奥の方に見えるZürich湖。そして一番最初の写真はWalen湖方面です。頂上は最高でした。
そして下山。どのルートを下るか、ちょっと迷ったのですけれどコインを投げて、Weesen, 428m方面を目指すことにしました。怠けた体にはきついツアーでした。

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下り始め。稜線、この先どうなるのかなあ?とブラブラ歩いていたら突然ケッテ登場でびっくりしました。でも、礫石岩???なので、掴まる場所には困りませんから、歩くのにちょっと邪魔なケッテなような気がしたのは私だけでしょうかねえ。

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こちらにも咲いていました。

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大好きな花なのでもう一枚。

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どんどん下ります。こちら側のほうが森が明るい印象です。この辺りで行者ニンニクをたんまり収穫してから、またズンズン下ります。こちら、マーキングがほとんどなく、右へ下るか左へ下るかちょっと逡巡した場所もありましたので、地図があったほうがいいです。

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時々こんな赤白があるんですけれどね。(笑)

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今年はもうお目にかかれないだろうと思っていた、Hepatica nobilis。イタリア語圏のものより葉っぱの色が薄く、花も小さい印象でした。

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いい加減膝が疲れて来た頃奥のほうにWalen湖(本日の目的地)が見えて来ます。手前の新緑と奥のエメラルド色のコンビネーションに慰められながらなんとか下山。運良く待つ事無しに来たバスに乗って帰宅しました。
それにしても疲れた。。。。。そして下界の暑いことったらない。。。ビックリしましたよ。


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Commented by tomomato at 2018-04-21 14:11
かわいー 花が超かわい〜   上界のプリムラはこんなんなのですね。 素敵!   そうか 今はGPSがあるから地図とGPSで大きな間違いはないのですね。 でも雪が。 
ご苦労様でした。
Commented by みいちゃん at 2018-04-21 21:23 x
行者ニンニク気を付けて下さいね・・・
日本では水仙とニラを間違えて事故が起こったりしました。
やはり 春の花はいいですね。
ハルリンドウって日本にもありますが 日本のものとはちょっと違うみたいです。
Commented by alpinistin at 2018-04-22 01:32
> tomomatoさん
お花見登山、相変わらず楽しんでいます。これからの季節、上へ上へと行かないとお花見が出来なくなってしまいますからねえ。。
このプリムラ、どうやら花がお茶になるようです。摘みたいのは山々なんですが、厳しい冬を超して、雪がようやく溶けた頃に咲いてくれる花を失敬するのは、なんか忍びないんですよね〜。
GPSは携帯にくっついている奴が意外と使えるということに気付いて以来、遊び半分で使っています。でも一度森のなかでとんでもない場所を示されたことがあるので、闇雲に信じるのはいかがなものかなあ?と思い、まずは地図。確認のためにGPSという順番を守っています。
今日は筋肉痛なしだったので、さっきプールで泳いできました。わはは。
Commented by alpinistin at 2018-04-22 01:37
> みいちゃんさん
行者ニンニク、スズランと間違えて死ぬ人が毎年います。死んだ人には申し訳ないものの、selberschuldというやつです。一度裏山でスズランを一生懸命採りながら一緒にいた友人?にこれは春の味覚で美味しいのよ、となどと豪語していたドイツ人婦人を見かけてしまったもので、差し出がましいようですけれど、これ食べるとあなた死にますよと忠告してあげたことがあります。あの匂いが分からない人間がいるものなんですねえ。。。(苦笑)
お花見登山は行く度に標高も上がって、楽しいです。リンドウは沢山種類がありすぎてよく分からないですね。
Commented by ありばば at 2018-04-23 15:34 x
ギョウジャニンニクは独特のにおいがあるから
よくわkるハズなのに間違えて命を落とす…恐ろしい。けど、この草は本当においしい!
ソルダネラ…いい花ですね。私も大好きです。日本医はないけど(たぶん)イワカガミの仲間らしいですね。
以前、スイスの高山でこの花を見つけたときは小躍りしました。
エンツイアンとゲンチアナ…どっちがそれなんだろう?
と思っていましたが、同じなのね。やっと納得です。日本のハルリンドウとはまるで違う…はっきりした色とか華やかさとか大きさとか。
いずれにしてもいいお花ちゃんたちです。
Commented by alpinistin at 2018-04-24 03:06
> ありばばさん
行者ニンニクは本当に美味しいですよね。その上、ニンニクと違って体の中に臭みが残らないから、この季節は本当に重宝です。下界ではそろそろ花が咲いてしまっているので上へ行った時にはまとめて収穫です。花の後の実、酢と油に漬け込んでおくととっても便利なんですよ。(常温保存できるし。。。瓶詰めでそちらまで送りましょうか?)Soldanella、か弱そうなのに、実は最強っていうところが大好きです。日本のハルリンドウは、Gentiana thunbergii, スイスには咲いていなさそうです。。似たものでGentiana acaulis、clusii辺りが似ていますがガクの形が両方ともちょっと違うような気がします。という具合に、専門家でもよく分からないほど種類があるそうなのでEnzian-Gentiana-リンドウが同じ科の花だということだけでも分かれば万々歳、ということで。。。。。(うふふふ。こんなんだから、利口にはなれません。)
by alpinistin | 2018-04-21 01:51 | T3 登山 | Comments(6)