Klöntal-Glärnisch/Vrenelisgärtli-Klöntal

出発地 Klöntal, Platz Glarusからバス
到着地 出発地と同じ
登山日 2018年7月19日-20日
難易度 T5 (L)
標高差 2000m

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Ch氏からの依頼で、ザイルシャフトの最後尾で付いて来てくれ〜とのこと。
要するに、マテリアル回収係。。。。。ということで、一日目はお宿のGlärnischhütte, 1990mまで登ります。

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こんなお花畑の中を1100mほど。この日は午後から登ったので暑いったら無い。。。。おかげで2リットル持っていた水を全部飲んで、小屋に着いて早速1リットル注文。それも一気飲み、という有様。
日本では熱中症が流行っているそうですが、当地も似たようなもんかもしれないなあ、などと。。。(高原のさわやかさなんてあったもんじゃない。。。。)

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本日のお宿。SAC会員は1000円安く泊まれます。Ch氏も今日初めて一緒に歩くという2人組を観察しながらの登山です。一人はとにかくダッシュで登りたい派。1000m登るより1500m登る方がいい、などと強気な事を言う20代の女の子。このじゃじゃ馬をどう管理するか。。。ザイルシャフトの順番なんかを検討し、Ch氏と私の意見はぴったりだったので、明日に備えて寝ましょう、と。

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夕日に輝くSIlberen、2319m

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この間登ったばかりのBös Fulen, 2802m(左側の台形の山です。)は反対側から見るととんでもない山に見えます。。。。

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で、朝。朝食4時半、出発5時です。本日は6,7組がVrenelisgärtli, 2904mを目指しているみたいでした。私たちは3組目くらいの出発でしたが、それぞれが上手い具合にばらけてくれれて、道中誰かに会うということもなければ、有名な崖下り、崖登りの場所が渋滞することもありませんでした。

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氷河、随分と減っています。ここでシュタイクアイゼンを履いて、ザイルに繋がります。ここに着く前にもまだ去年辺りまで氷河だったところを通過するのですが、例のじゃじゃ馬ちゃん、グループから飛び出てしまいます。こういうのが一番危険なんですよね。新鮮な氷河跡にはまだ裂け目も残っていますし、突然凍りの地面が現れたりするんです。Ch氏、ピシリと叱ってその場をしのぎますよ。
ザイルに繋がった後は私が彼女の手綱を引く事に。。。急ぎすぎる兆候が現れると、ザイルを引いてブレーキをかけるのですけれど、alpinistin、休憩したいの?私が最後尾に替わろうか?などと全然分かっていない。。。。。(苦笑)まだ若い証拠ですよね〜。ということで、前の人との間隔をどんどん詰めると、前の人のストレスになるだけでなく、シュタイクアイゼンがひっかかる可能性があることや、ザイルを踏んで転ぶ危険があることなんかを説明します。それに前の人が氷河の割れ目に落ちたら巻き込まれること100%ですからねえ。。。
一応前日にCh氏と氷河の割れ目の位置確認やらはしていたのですが、氷河は生き物ですからねえ。。。。戦々恐々としながらピッケルを臨戦状態で構えて歩いていましたよ。わはははは。

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注意してすぐにはこんな風に大丈夫なんですけれど、しばらくたつとどんどん前の人との距離を詰めて、時には列の横に出て前の人を追い越そうとしたり。。。。(苦笑)これもCh氏に氷河の裂け目に落ちたらどうするんだ、とぴりゃりと叱られていました。

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そんなこんなでズンズン登りますよ。今回はフロントツェッケレなんかはない、普通の氷河横断です。雪もいい具合に固く、最高のコンディションでの登りです。

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ここで太陽が出て来ました。

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そして本日の難所。まずは私が下まで下って、Ch氏が上から、私が下からザイルを調節しながらゲスト二人を降ろします。(写真だと何が何だかよくわからないですよね。)

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Whatsappの画像で、画質が悪いのですけれど、全体はこんな感じです。

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で頂上。ぐちゃぐちゃ。。。。

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さっきまでいた氷河にミリタリーの訓練ヘリが着陸してあっという間に飛び立って行きました。

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頂上から見た崖下り、登りの場所。崖を下ってからは結構長い稜線が続いているんですよ。

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頂上の十字架。(4人の集合写真があるのですけれど、例のぱんだアップが顔認識してくれない!!んですよ〜。なので集合写真は秘密です。)

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Tödi、私のHausberg, Ortstockとその仲間。

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ということで1時間ほどゆっくりしてから下山です。ここの稜線は私が先頭でルートを探し、Ch氏が後ろからザイルシャフト全体を俯瞰するというシステムです。じゃじゃ馬ちゃんがいかに私に近いか分かります??うふふふ。
じゃじゃ馬ちゃんなんて言っているけれど、本当はとっても良い子なんです。ただ気が強い、というか負けず嫌いというか。。。。目標はデナリに登る事だそうです。。。

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例の難所、登りと下りのルートが別にあるので、随分楽ですよ。登り(帰り)はまず2人が20mほど登ってから、じゃじゃ馬ちゃんを私がサポートしながら登る手段です。それを3回ほど繰り返します。

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で、あっという間に下って来てしまいました。下界は30度越えだそうですが、ここではセーターにヤッケを着て、手袋しても寒い程でした。

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下山する方向ですよ。

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岩がむき出しになっている部分もシュタイクアイゼンを履いたまま通過します。なので、というか、これからシュタイクアイゼンの購入を考えてらっしゃる方、アルミのシュタイクアイゼンはやめたほうがいいですよ。(アルミのほうが重量も値段も軽いんですけれどね、3回くらいこんなところを歩いたらもう寿命です。)

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この辺りでザイルを解除してシュタイクアイゼンも解除。じゃじゃ馬ちゃんの天下!ですが、登りほどの威勢はありませんでした。Ch氏に何度もぴしっと叱られて、更にはのろまだと思われていた私が先頭で歩く部分もあったり、道具の使い方を教えることもあり、ということで少しはおとなしくなったみたいです。ははは。

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本日の氷河全体ですよ。地図で見ると随分小さくなっていますが、実際に歩いてみるとかなり距離があります。

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Glärnischhütteに置いておいた歯ブラシなんかをリュックサックに詰め直してコーヒーを飲んだら残りを下山します。本日の下り、2000m。途中でこんなエーデルさんを発見。

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下界は暑い〜。。。。。。。
ということで2日に渡る助っ人登山終了です。


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Commented by ありばば at 2018-07-21 15:37 x
助っ人登山、ご苦労様でした!
スゴイですねえ~2000mを登るなんて。信じられません。
そのじゃじゃ馬娘がいるのって、大変だけど面白かったのではありませんか?生意気そうな娘っ子、って感じがよく表現されてましたよ。
alpinistinさんも楽しいだ部分もあるのでしょ?写真がたくさんあって、こちらも楽しめました。
エーデルワイスに励まされましたね。
Commented by alpinistin at 2018-07-21 17:54
> ありばばさん
ははは。さすがありばばさん、しっかり見破られています。はい、私も(が)楽しんできました。
今回のツアーはじゃじゃ馬ちゃんたっての希望だったんです。カナダ留学に行く前に是非いかにもスイスな山に登りたい、と。そんな訳で、成立したツアーだったので、ちゃっかり楽しんだり、ザイルシャフトや安全装置の使いこなしの勉強になったり、と私のほうがじゃじゃ馬ちゃんに感謝なんですよ。
Glärnischは晴れているとチューリッヒからもよく見える立派な山で、人気のある山なんですよ。
Commented by tomomato at 2018-07-22 06:01
お花がきれいだなあ。 じゃじゃ馬ちゃん、かわゆい。 このこ、登山の経験あるのですか?  若いっていいなあとつくづく思いました。怖いもの知らずっていうか。 無知で、なんでもできると思ってるとか。(わが身を振り返る 笑) この子も良い経験できてよかったですね。 alpinistinさんもちょっぴりイラっと来たりして、最後に実力わかったか! みたいでこの子の反応楽しんだでしょう? ^0^  しかし山はきれいだなあ。
Commented by みいちゃん at 2018-07-22 16:43 x
湯だってしまいそうな当地です。
雪と重装備の写真を見ていると 少しは涼しさを感じる
訳ないですが(笑)
難所の写真 青っぽいものがロープの先に見えるし でも何が何だかよく分かりません!!!
今見ている氷河は一年中融けないのですね・・・
そんなに標高高くないのに 不思議です。
まぁとにかくお疲れさまでした。
Commented by alpinistin at 2018-07-22 18:55
> tomomatoさん
Glarnerlandってお花の種類がものすごく多い場所みたいで、新発見の土地です!
じゃじゃ馬ちゃん、かなり大きな事を言っていますが、山の経験はあまりなさそうです。ははは。若いっていいですよね〜。(というか、生意気なことばっか言ってかわいいなあ、などと思える年になってしまった自分に気付いてびっくりですよ。)
体力はあるので、興味があれば、時には失敗をしたり怖い目に合ったりしながら自分で道を切り開いていくでしょう。ははは。私も20代前半で山の魅力に気付いていたら良かったのになあ、と一瞬思ったものの、きっとじゃじゃ馬ちゃんのように鼻息荒くあちこちに迷惑をかけていただろうなあ、と思うと、ちょうど良い時期に山に出会ったんだろうなあ、と思い直しました。
私には実力なんてありませんよ。じゃじゃ馬ちゃんよりちょっとだけ経験がある、という程度です。はははは。
山、いいですよね〜。
Commented by alpinistin at 2018-07-22 18:59
> みいちゃんさん
暑中お見舞いもうしあげます。
クーラー入れて、沢山水分摂ってくださいよ〜。
氷河の上はずっと寒くて大変でしたよ。難所の写真、青っぽい物体は私の頭か手袋ですよ。
氷河、雪に覆われているのでそれほど気温の影響を受けないのですけれど、8月の気温次第で翌年の氷河状態に結構影響が出ますよ。(8月に雪が溶けてしまうと、氷河の崩壊が早まります。)
次の山が恋しい今日この頃です。。。。まずはちょいと仕事をして再来週また1泊で行きます。がはははは
Commented at 2018-07-23 07:19
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2018-07-23 15:09
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by alpinistin at 2018-07-24 03:35
鍵、その1さん
そちらに伺いますね〜。
Commented by alpinistin at 2018-07-24 03:36
鍵、その2さん
ははは、私も同じです〜!!
Commented at 2018-07-24 04:30
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by alpinistin at 2018-07-25 03:09
鍵さん
本当にそうですね〜。うふふふふ。世界は狭いというか、なんというか。。。。
色々と悩ましいところですね〜。
話は替わって、今日もまた!山に行って来ました、というか簡単に登れてお花が沢山ある登山道の下見です。はははは。お互い、夏を楽しみましょうね〜。
by alpinistin | 2018-07-21 02:49 | T5+ 装備必要な山 | Comments(12)