Klöntal-Glärnisch/Ruchen-Bächistock-Klöntal

出発地 Klöntal, Platz
到着地 出発地と同じ
登山日 2018年8月17日-19日
難易度 T5+ (WS-S)
標高差 2000m(途中の登り下りを入れると2500mほど)

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Ch氏から、誰それがナントカという山に行きたいみたいなんだよね〜。付いてくる?というお誘いがあったら要注意です。。。。。(マテリアル回収要員と氷河で落ちた時の人員確保をしてほしいなあ〜という裏の暗示ですよ。)
ということで前日にGlärnischhütte, 1990mまで1100mほど登ります。今回は夕方まで仕事のCh氏とツアー希望のKさんが夕方から登ってくるとのこと。夕方から雨の予報があったもので私は昼間にのんびり登ってしまいました。でも降られたんですよね〜。リュックサックに雨よけをかけるとピッケルで穴を空けそうだったもので、ピッケルと雨傘をさして、というなんとも間抜けな姿で登ります。。。。

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まだエーデルさんもいらっしゃいましたよ。

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19時過ぎに途中までアルペンタクシーで近道したCh氏とKさん到着です。最後15分で土砂降りに降られたそうで、びしょぬれです。夕飯の後にはこんな夕焼けが見られたもので、翌日のお天気は心配しなくてもよさそうです。

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ということでさっそく氷河。ここいつ来ても寒いんですよね〜。氷河の上ってどうしてこんなに寒いんでしょうねえ。。。スキー用の手袋と帽子を持って来なかったことを後悔。なので早々にヘルメット装着です。

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登り始めからさっそく割れ目。前回登ったときには雪で覆われていたので全然見えなかった割れ目です。

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こんなところを歩いて、前回とは違って氷河左手へ登り、適当な場所で岩場を登ります。

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この上(もう少し右側の写真が切れている部分です。)が本日最初の目的地、Glärnisch/Ruchen, 2901mです。まだ氷河がこの辺りまで覆っていたときには比較的簡単だった目的地ですが、今となっては前回登ったVrenelisgärtliが一番簡単な頂上となりました。
ちなみにこのGlärnisch氷河には3つの頂上があり、左からRuchen, Vrenelisgärtli, Bächistockとなります。
今回の予定はRuchenから前回崖下りをした辺りを通過し、Bächistock, 2914mを経由して時計回りに氷河をぐるりと廻る形で登ったり降りたりしよう、というもの。Bächistockはかなり難しいので登る人はほとんどいません。

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はいはい。どんどん登ります。本日後半ルートが見えています。真ん中奥の日が当たっている一番上までシュタイクアイゼンで登り、そこから崖登り。。。なるほどねえ〜。

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で、頂上。

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うわ〜。左下が出発地だったKlöntalerseeという湖。

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Vrenelisgärtiliもよく見えています。

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何せ長丁場なので、ちょっとだけ休憩したら次へ進みます。次の経由地は右に見えている氷河を渡ります。

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丁度雪原の上、氷がむき出しになっているところに5人組がいますねえ。。。例の国籍を持たれる方々のツアーです。前日に泊まった小屋、私たち3人とこの5人組だけだったもので、色々と話をしたんですよね〜。随分大きなことを言っていた割にはテンポ、遅すぎます。この時点で9時15分頃でしたが、本来なら頂上に着いていておかしくない時間ですからねえ。。。(彼ら、5人でひとつのザイルシャフトな上に、例の崖下りの安全装置の準備に随分時間がかかるでしょうから、少なく見積もってあと1時間は余裕でかかることでしょう。。。)

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はいはい。例によって実験台にされて、下れそうかちょっと見てこい。。。。とのことで下りましたよ。そしてKさんを上と下からサポートします。実験台になる時には、足おき場になる場所の小石なんかの撤去もしながら下るんですよねえ。。。サービスですよ!

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で氷河まで降りたとことで本日2度目のグループ写真。Ch氏は一体どうやったらこんなふにゃふにゃになることやら。Kさん、ゆっくりですが確実な足取りです。で、私。はいはい。助っ人です。

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氷河を渡りきったら本日の難関、Bächistockへの登り口です。石がもろく、一足進むごとに手置き、足置き場を確認しながら登ります。どうしても崩れる石があるので3人が距離を詰めて登ります。上からCh氏が指示を出し、足場の極端に小さい場所では私がKさんの靴を支えたり、私の足を足置き替わりに貸してあげたり??しながら登ります。(私の靴にKさんの足を載せてもらい、エレベーターみたく持ち上げます。)
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第一難関突破して、さっきまでいた頂上が向かいに見えています。

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シュタイクアイゼンを履いたり脱いだりしながら標高を稼ぎます。結構急なんですよね〜。

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頂上間近の稜線。Kさんがちょこっと手こずっている間、写真を撮るCh氏と絶壁下を眺める私。悪いですよね〜。

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最後はこんな稜線を平均台みたいにして歩いて。。。。。

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到着〜。ここでもグループ写真があるのですけれど、パンダアップがまたしてもあんまり機能してくれないんですよね〜。。。。。

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Bächifirnの全体像です。

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霧が出たり消えたりでルート確保が難しくなって来たこの時間です。

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どどーん。。。。はいはい、またルート確保実験台、降ります。(降りました。)

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はいはい、フロントツェッケレでも何でもしますよ。Kさんの為に足場作りしながら降ります。その間Ch氏は私の安全を確保してくれます。どーもさんですよね〜。

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今朝登って来たGlärnisch氷河がここまで近くなって来たときにはほっと一安心です。

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はい、この奥からなんとか下って来ました。

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氷河の上にはこんなテーブルが時々あるんですよね〜。面白いです。

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そして氷河の割れ目。前回こんなところを知らずにズンズン歩いていた、と思うとどきっとしますし、じゃじゃ馬ちゃんが列を離れてとことこ歩いていた時のことを考えるとぎょっとします。

ということで休憩も入れて11時間かかって小屋へ到着しました。本当は一気に下山するつもりだったのですが、なんだかすっかり疲れてしまった上に最終バスには間に合わないだろう、ということで急遽もう一泊することにします。
翌日(というか今日)午後からミーティングのあった私は朝一でCh氏とKさんにお別れしてさくっと下山します。というか、3時間見積もっていた下り、1時間半で降りられたもので、1時間早いバスに余裕で間に合いました。あははは。おかげで一度家に帰ってシャワーを浴びてからミーティングに参加。ミーティングチームの仲間はまさか私が今日山から下りて来たなんて気付かなかったことでしょう。わははははは。

ああ、今回もまた楽しい山登りでした。

追記

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これが今回のツアーの全貌です。ルート221でRuchen, その後217で氷河を横断、点線部分は難所を表しています。そして245でBächistockを訪ね、242aで下山してきました。








Ch氏のみパンダに変身してくれた写真なので、下の方にこっそり載せておきます。

















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Commented by ありばば at 2018-08-20 08:44 x
この山へのこの日記、すごすぎてどうコメントしようかと、言葉見当たらず‥それなのにalpinistinさんはあっさりとしたためている…あとでまた改めてコメントしようかな??
最後の写真、パンダ顔、ch氏の顔見たかったなあ!
とても素敵な人なんだろうなあ!
Commented by tomomato at 2018-08-20 17:16
わ〜〜〜 怖い〜〜〜  Engadinに休暇にいつも言っていて、一度氷河ツアーに参加したことがあるのですが、 素晴らしかったけれどすごい怖かった〜〜〜〜〜 滑り落ちたらさようなら〜〜〜〜〜〜    結構滑るでしょう????? 
しかし、 まだエーデルさんが咲いているとは。 そりゃそうだ、これだけ雪が残ってたらね〜〜〜〜〜  この夏は充実した山登りの日々だった(なぜか過去形。でもまだ暑い〜)のですね。
Commented by みいちゃん at 2018-08-20 23:12 x
お疲れさまでした。
本当に疲れ切って ヘロヘロになったみたいですね!!!
ヘロヘロ感が良く出ている写真です(笑)
それにしても 山頂からの写真 湖がず~っと下にみえますね。
良く登ったものですね!!!
Commented by しゅとぅっつ at 2018-08-21 03:30 x
初めまして。スイス在住のしゅとぅっつと申します。
野生のエーデルワイスを探しにグラールス州の山に行こうと検索していたら、ここにたどり着きました!
す…すごいー!!!
写真を見ているだけでも、ドキドキわくわく!
いつかこんな風に登れたら楽しいだろうなぁ~
Commented by alpinistin at 2018-08-21 03:41
> ありばばさん
こんばんは〜。いやはや、どんな道でも一歩ずつ進むしかないですからねえ。あはははは。
今年はなんだか去年までの山とは違った山が沢山登場して、私自身もまだ良く分かっていないというか、消化しきれていないんですよ。だからあっさり書くしかないなあ、と。。。
コメントはいつでもうれしいものです。気が向いたらいつでもどうぞ。(よろしくおねがいします。)
ありばばさんの日光もとっても素敵じゃあないですか!外に出て新鮮な空気を吸うのって心の健康にとても大切ですよね〜。(ありばばさんの笑顔がとっても素敵だったもので、そんなことを思いました。)
Commented by alpinistin at 2018-08-21 03:45
> tomomatoさん
こんばんは〜。そうそう、前回は氷河全体が雪で覆われていたのでシュタイクアイゼンも必要ないくらいだったんですけれど、今回はちょっと様子が違いました。一カ所、シュタイクアイゼンを履くのが面倒で、靴だけで試してみたんですが(はい、また実験台です。)一歩進むごとにピッケルで階段を作らないといけないほどだったので撤収しろ〜という号令がかかりました。(笑)
エーデルさん、今年は多いみたいです。そうそう、この夏はブログの名前にちょっとだけ近づけた夏でした。(あと一回、大きめの登山を予定していますが、お天気次第ですよね〜。)
Commented by alpinistin at 2018-08-21 03:48
> みいちゃんさん
ははは。疲れきったのは氷河を降りてからですよ。山小屋から氷河まで45分くらい登るんですけれど、そこで集中力が尽きて一度尻餅つきましたよ。本当なら一気に山小屋まで行ってしまいたかったのですが、あとちょっとで山小屋着くけど、ちょこっとだけ休憩させてくれ〜とお願いしてブドウ糖補給しましたよ。ははは。
今まで登った山ツアーの中でも5本の指に入るくらい楽しいツアーでした。
Commented by alpinistin at 2018-08-21 03:52
> しゅとぅっつさん
初めまして。
あらあら、そんな偶然でこんな辺鄙な場所までたどり着いてくださってありがとうございます。
エーデルさん、そろそろ終盤ですがまだ結構咲いていますよ。Glarusで一番手軽なのはBraunwaldじゃあないかしら。後の場所は結構偶然見た、という感じでしたので。。。
あとはZermattまで足をのばせば確実に見られると思います。楽しい山登りにしてくださいね〜。
by alpinistin | 2018-08-20 05:05 | T5+ 装備必要な山 | Comments(8)