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Tödi

出発地 Tierfeld, SBB Linthal駅から徒歩1時間ほど歩きます。無料駐車場もあります。
到着地 出発地と同じ
登山日 2018年5月20日-21日
標高差 2800m
難易度 T5+ (WS)

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この4日間、毎日山でした。土曜日のガイド登山はまだ記事にしていませんが、まずは
ずっと憧れだったTödi, Piz Russein 3614mを訪ねて来たお話から。

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日曜日、雨の中傘を差しながら本日のお宿、Fridolinshütte, 2109mを目指します。2800mを一日で登って降りて、というのはさすがに無理なお話なので、1日目に1300mほど登り、山小屋のお世話になって残り1500mは翌日朝4時出発です。下山は時間に余裕のある方なら山小屋にもう一泊するということもできるのですが、我らは一日で2800m下山です。
Föhnと呼ばれる、強風というか突風が吹き荒れていた本日、どうしようか一瞬迷ったものの、引き返すことはいつでも出来るから、と風の中を出発します。

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こんな感じの中をかんじきで登ります。登った所がよく見えなくて良かった、と下山時に思いましたよ。。。
最初2時間はかなり集中して登りました。

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例えば、こんな氷河の上だとか

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こんな急斜面だとか。。。。。

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本日のお供、というか私を頂上まで押し上げてくれた強力助っ人友人のCh氏。氷河がむき出しのところでは一歩進むごとにピッケルでシュトゥーフェン(って日本語で何ですか?)を作ってくれます。それでも滑る時は滑るんですよね〜。アイゼンに履き替えるにしても斜面が急すぎてどうにもならず。。。。

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こんな所をズンズン1500m登って、2800m降りてくるのが本日の予定。

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我らの足跡。私のかんじき、その昔Manorという百貨店みたいなお店で大安売りしていた代物なんですけれど、まさかこれで氷河の上を歩く事になるとは思ってもみませんでした。

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ようやく標高3000m付近に到着。この後は真ん中に見えている氷河の上を歩きます。この辺りから息がきれること。高山では歩き方も全然違って来ます。

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突風はこの辺りで突然止んでくれてほっと一安心、と思ったら、ものすごい霧。。。氷河の割れ目が見えませんから細心の注意を払いながら登ります。

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朝4時からなんと8時間弱もかかって見えて来た頂上。これが見えたときには嬉しくて涙が出そうでしたよ。実を言えば、頂上に立った時よりうれしかったくらいです。この写真を撮った場所から頂上まで3回!!息継ぎ休憩をしましたよ。まったく。。。。。

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ということで到着〜!!Tödi, Piz Russein, 3614m
こんなに嬉しかったのは初めてです!同行のCh氏は4度目の登頂なのですけれど、今回が一番きつかったとのこと。何せ、新雪がどっさり降ってくれたらしく、一歩歩くごとに30cmくらい沈みましたからねえ。。。それを1500m、そして標高。私にとっても今までで一番きついツアーでした。

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下界は残念ながら雲の下でしたが、上の景色も悪くないです。

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ちょうど私たちが頂上を視野に入れてから下山するまでの30分程、奇跡的に青空だったんです。

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ということで、頂上滞在わずか5分ほどで下山開始です。何故って、本来の予定より大幅に時間オーバーな上に下界まで2800mの長丁場ですからね。(登り6時間、下り(山小屋まで)3時間を予定していましたからねえ。新雪の威力はすごいです。)

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朝にはなんとか横切れた氷河も午後には無理です。お天気は下山するに従ってどんどん良くなって来ました。

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あっという間に降りて来たように見えますが、4時間ほどかかって山小屋に到着。コカコーラを1l、ほとんど一気飲みして残り1300mを下ります。

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この方は野生ではものすごく貴重なんですよ。日曜日に見かけたもののあまりの雨だったので、帰りに写真を撮ろうと決めていたPulsatilla vernalis

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Primula hirsutaも元気一杯に咲いていました。

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山小屋から下はマーキングがありますが、上3分の1ほどは雪にうもれていて登山道は全然使えませんので、地図を見ながら、こんな土砂雪崩の間を突っ切って下山します。(どうでもいいんですけれど、登りはこんな所を傘差して登っていた、ということですよねえ。。。。あはは。)

もう一度登りたいか?と言われたら、今のところは遠慮しておきます、というのが正直な感想。4000m級とTödiに登った事がある人は簡単な4000m級の山よりずっと難しいし、体力が必要だと口を揃えて言います。
今日私を上まで押し上げてくれたCh氏にも、こんなにきつい登りは初めてだから、おおいに自慢してよろしい、とお墨付きを頂きました。
何度か撤収を真剣に考えた本日、無事に登って下山できて本当にうれしかったです。

追記 下山した翌日に山ガイドさんが開いている山専門書店で地図を買いました。登る予定か?と聞かれたので、昨日かんじきで登って来た、と答えたところ、そりゃあすごい根性だねえ〜と、この季節、スキーで登る方が断然楽なのに、と笑われました。あはははは。

by alpinistin | 2018-05-22 07:17 | T5+ 装備必要な山 | Comments(10)

Elm-Fanenfurggeli-Elm

出発地 Elm
到着地 出発地と同じ
登山日 2018年5月18日
標高差 1200m
難易度 T3+

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キリストが昇ったり降りたり大忙しな当地、凡人は祝日という名の下、連休を楽しんでいます。
今回の昇降、土曜、日曜、月曜と連休なのですが、金曜もくっつけて4連休にしてみました。わはははは。

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ということで、こんなところからスタートです。Elm, 957mからスタートします。バス停が密にこれでもか、というほどあるのですけれど、一番手前、Elm, Stationで下車するのが一番近いです。

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キリストが昇り降りで忙しいと、お天気にことにまで構っていられないらしく、昇降祭りの間のお天気は絶望的というのが例年のこと。そんなわけで、今週は今日まで月間降水量の半分以上降ったそうです。5日ぶりくらいにようやく晴れた今日なので、登山道もぐちゃぐちゃ。ここなんてマーキングが川を渡れと指示しています。

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順調に標高を稼いで、と言いたい所なのですが、今日も高山仕様の登山靴で足を慣らすのが目的だったもので、なかなかテンポも上がりません。

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この地域、この方が沢山咲いていましたよ。Primula farinosa

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で、おなじみのこの方。標高1700m辺りでしょうかねえ。春の花も随分登らないと見られないようになりました。

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この辺りで最初の雪。

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その後はこうなりました。これでも雪の少ない所を選んで登っていたのですけれど、なにせ雪解け時期の濡れた重たい雪が登山靴にまとわりついて滑るったらない。雪の多い所を登った方が滑らなかったかも。

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本日の目的地は奥の方に見える頂上、Fanenstock, 2236mだったのですけれど、かんじきもシュタイクアイゼンも持ち合わせていなかったもので、危険をおかしてまで登る事も無いかなあと思い、右奥のくぼみ、Fanenfurggeli, 2143mで引き返して来ました。丁度太陽も隠れてしまい、手袋すら持っていたかったもので、寒かったんですよね〜。あとたった90m登れば〜とおっしゃるあなた、それが事故の第一原因なのですよ。

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右奥にSpitzmeilenが見えていたもので、我がMagerainを探すも角度が悪いらしく見えませんでした。

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南側にはなんだか格好良い山が並んでいます。全て3000m越えの山です。今日は登りも下りも誰にも会いませんでしたから、この景色は私だけのものですよ。うしししし

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で、しょんぼり私の足跡。時々太ももまで埋まって、チッなんだよ〜という文句も出ますけれど、安全が一番です。それにしても踏み跡が一つもなかったということは、今週、ここは雪だったんでしょうねえ。。。

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登りでは気付かなかったこの方。久々にこの方の香りを楽しんで、なんだか酔っぱらいそうになりました。

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そしていつも通り、良い香りをはなつPrimula Auricula

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白バージョンがあったとは知りませんでした。

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そしてまた山とのコラボのPrimula elatior。(ありばばさん、これ、コンパクトカメラだとなかなかピントが合わず難しいんですよ〜。)

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下りは登りのぐちゃぐちゃ具合が嫌だったので、遠回りをして下山しました。

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で到着〜。

明日はガイド登山です。誰が何と言おうとも高山用登山靴ではなく、普通の靴で行きますよ。
ああ、キリストさまさま。何度も昇ったり降りたりしてくれてありがとう!!


by alpinistin | 2018-05-19 03:36 | T3 登山 | Comments(4)
出発地 Ziegelbrücke
到着地 Weesen
登山日 2018年5月12日
標高差 1500m(途中の上り下りを入れると1600m)
難易度 T3

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ついこの間いったばかりですが、ちょっと気にある事があって再訪してきました。
そして判明した事。。。。

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この間、Federispitz, 1864mだと思っていた頂上は、なんとPlättlispitz, 1763mだったんです。GPSを持っていたにもかかわらず、なんということ。。。。。。。(前回の記事は修正しておきました。)お恥ずかしい限りですが、ここが有名人ブログでなくて良かった〜。ほら、炎上とか。。。ごにょごにょ。。。。

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ということで、気を取り直して、この間チッ、まだこんなに登るのかよ〜と悪態ついて、雪だらけだったこの辺り、Soldanellaもそろそろお終いという装い。太陽の力ってすごいですね。

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これが多分今年最後のSoldanellaの群生。(標高上げれば7月辺りまでは咲いているところもありますけれどね。)

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雪が溶けて、公式登山道のマーキングを見て結構びっくりしました。前回は登山道とはかけ離れた場所を登っていた、という認識はあったものの、ここまで外れていたとは自分でも驚きです。こんな写真の場所、登った記憶がございません。ということで首相と検討いたしまして。。。。。(爆)

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空と稜線の間に黄色の標識があります。

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稜線に出ると、こんな景色が広がっていました。

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今年、お初のPulsatilla alpina

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そして、こんな稜線をタッタカターと歩きまして。。。(歩いたところをチラリと振り返ってみました。)

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頂上まで5分という看板がありましたけれど、この5分は5時間くらいに感じました。わははは。

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そして到着しました。正しいFederispitz, 1864mです。
その後、前回到達した頂上を目指します。

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今日は誰もいませんね〜。前回は何人かいたので、下山ルートの相談をしたり、コイン投げをしてみんなに笑われたりした、というのに、どうして位置情報の話をしなかったのか、不思議でなりません。。。。前回の頂上記帳も残っていました。

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左上にちょびっと写っているところが正式なFederispitzです。

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さすがに頂上辺りまで来るとSoldanellaも咲いていますが、そろそろ終盤ですね。クロッカスは一株も見ませんでした。

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Trollius europaeusもお初です。

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Pulsatilla alpina

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そして、アネモネみたいですが、木化した茎を持つDryas odtopetalaの群生も今年お初。
この後、登山道ではないとんでもないところからよじ上って来た青年に会い、Weesen方面のマーキングの少なさの文句を散々に言い合ってから下山してきました。
位置確認だけのために1500m登って降りてくるって、相当の物好き、というか相当のバカですよね。。。。でも、これでようやく納得しました。そして、この山が結構大好きになりました。

今回、アイゼンを装着できる靴を久々に履いて行ったのですが、足指、かかとに豆が出来ました。おかげで下山に手こずりました。どなたか、豆のできない良い方法をご存知でしょうか?






by alpinistin | 2018-05-13 02:59 | T3 登山 | Comments(6)

Kalter Wangen

出発地 Kalterwangen
到着地 出発地と同じ
散歩日 2018年5月11日

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毎年咲くのを楽しみにしているCypripedium calceolus, Frauenshuh, 直訳すると女性の靴。
日記を振り返ってみたら、去年は時期を逃したみたいです。2016年は冷害の為に他の場所との掛け持ちでまわったみたいです。2015年はこちら。今年は2015年とまったく同じルートでお花見に行って来ました。
今までで一番早い時期だったみたいですが、花はちょうど見頃でした。

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例年に比べて、土地が乾いているせいか、小振りな花が多いなあ、というのが印象。

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Cephalanthera longifoliaと

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Cephalanthera damasonium。同じ花に見えますが、葉っぱの形が違います。

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Neottia nidus-avis。日本では絶滅危惧種でしたっけ?

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Orchis militaris, Helm-Knabenkraut, ヘルメットランという面白い名前のついたラン。

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Dictamnus albusは満開まであと1週間くらいでしょうか。この花はスイスではとっても珍しい花で、咲いている場所を知っていても誰も教えてくれないですし、教えないです。今日もこの花の近くで散歩している人に行き会ったのですけれど、お互いなんとなく探り合う感じで、見た?と聞くと、訳あり顔で、見たよ、と答えられるという感じです。

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本日の時点ではこんな感じです。

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そして、今日のおまけ。Narcissus verbanensis、またはpoeticus。レマン湖周辺で有名なこの方をドイツ語圏で見つけるとは思ってもいませんでした。

ということで、本日のお花見終了。
明日は山です!山!!

by alpinistin | 2018-05-12 03:47 | 番外編
出発地 Sargans
到着地 出発地と同じ
登山日 2018年5月6日
標高差 1600m
難易度 T4

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本来なら春休みだった当地ですが、久々の日本人のごとく猛烈働く週間がやってきてしまい、今回こそは絶対に無理〜と言いながら猛烈に働いていました。本当は今日(日曜日ですよ、日曜日!!)も休めるかどうかギリギリまで分からなかったもので、本日の登山仲間にもギリギリでないと返事できないと泣き言を言っていましたが、どうにかこうにか行って来ました!

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本日はガイド仲間での親睦登山でSargans, 481mからGonzen, 1830mを訪ねて来ました。Gonzenの頂上で、まだみんな元気そうだし(この時点で1400mほど登っていましたけれど。。。)、ついでに隣の頂上も訪ねようということになり、200mほど下って250mほど登りTschugga(Rundkopf), 1881mを訪ねてからSargans, 481mまで戻るという結構大きなツアーになりました。上の写真ははしごを登りきった後、ついさっきまで歩いていた壁を撮ったものです。(団体だった上に、ペースの早い登山だったので、カメラを出す機会があまりありませんでした。)

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はしごの登リ待ちで見つけたPrimula auricula

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はしごの上で休憩中に撮った一枚。この後はカメラをズボンのポケットに突っ込んで登りましたよ。

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秘密ルートにて雪崩よけまでの急登。クロッカスとSoldanellaが満開!疲れも吹き飛びます。

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こんな大きな株があちこちに咲いていて、一人だったら写真撮りに忙しくて先へは進めなかったことと思います。(苦笑)

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秘密ルート、その2(雪崩よけの間)はまだまだ雪が結構残っていました。一カ所、朝早くや気温の低い日に登っていたとしたら、アイゼンなしでは無理だった場所がありましたので、ここ数日でこの登山を検討中の方、雪山装備をしたほうが良いと思います。。。。

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で、頂上。春霞であまり景色も良くなかったもので、本日のお昼。マグカップとインスタントスープ、熱いお湯を持って来てくれた仲間には本当に頭が下がりました。汗をかいて塩分が欲しかったので、こんなにうれしかったスープは久しぶりです。

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で、先ほども書きました通り、お隣を目指します。さっきまでいたGonzenがあっという間に遠くになってしまいました。それにしても、登山道のありがたさはこういう時に身にしみます。大したことない登りですが、足場があるとないでは大違いです。

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こちらにはPrimula hirsuta。それにしても200m下ってからのここの道無し急登はきつかった。いやはや、精神的にきつかった。。。。
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で、眺望もなく、風が吹いて来て寒くなったので退散。こんな雪原から雪原をじゃんじゃん下ります。雪原下り、結構練習になりました。

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いよいよ登山道に復帰、というところで、こんな車に遭遇。アルプスにこんな車で来ることがまず間違いですし、運転手さんはどうやら、格好良い所を他の登山客に見せたかったみたいです。

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帰りはちょっと遠回りになりますがGonzenをぐるりと廻る形で下山します。
標高差はともかく、距離、一体どれだけ歩いたことやら。。。。。それにしてもみなさん元気で、昨日夜まで働いていた私は結構ヨレヨレになって帰宅しました。

by alpinistin | 2018-05-07 05:20 | T4 難しい登山 | Comments(6)